商品コード:1421-043n[ETERNA] S.シュテッキヒト(pf)/ メンデルスゾーン:Pf協奏曲イ短調(Pf協奏曲0番), 華麗なカプリッチョOp.22, セレナーデとアレグロ・ジョコーソOp.43
商品コード: 1421-043n
商品詳細:これは1973年頃からスタートしたメンデルスゾーン・エデイション(ED)のために1975年頃録音されたものでA面の協奏曲はPf協奏曲1番ト短調Op.25でもピアノ協奏曲第2番ニ短調Op.40でもない1822年(13歳)に作曲されたピアノと弦楽のための協奏曲イ短調MWV.O2である。B面にはやはりマイナーなPfと管弦楽のための作品2種が収録されている。特に「ピアノと弦楽のための協奏曲イ短調MWV.O2」は大手レーベルではまず録音されないマイナー作品である。こういうマイナー作品はエデイションという全曲収録という目的が無ければあり得ない録音である。メンデルスゾーン・エデイションではかなりの枚数でほぼ完全な作品が網羅された、西側レーベルでは絶対にあり得ない企画であった。西側レーベルで録音のない珍しい曲をお探しの方には完璧なLPであると同時に全作品を知りたい方にとっても完璧なシリーズである。初めて聴くことになる曲ばかりだが、フェリックス・メンデルスゾーン(1809- 1847)という大物作曲家を知る上で大きな助けになるはずである。また「マタイ受難曲」の実演などバッハの音楽の復興、ライプツィヒ音楽院の設立によって19世紀の音楽界へ大きな影響を与えた。ユダヤ人の家系であったメンデルスゾーン家は謂れなき迫害を受けることが多かったが、終生ドイツ音楽界の重鎮として君臨した。死後は再び反ユダヤ主義のあおりを受けて彼の音楽への貢献は過小評価されてきたが、今日では再評価の機運も高まりを見せている。13歳の若書き作品といえども曲の完成度は驚くほど高い。ピアノはS.シュテッキヒトが担当。ジーグフリート・シュテッキヒト(1929-2012)は東独領ザクセン州フォークトランドのレンゲンフェルトに生まれた。1946年から1959年までライプツィヒのHochschulefürMusikでHugo Steurerに師事。1968年からは東ベルリンのハンスアイスラー音楽学校の教授に任命された。1959年、彼はジュネーブの国際音楽コンクールでメダルを獲得。世界の共産圏へのツアーを行った。極めて明快なタッチで、沈み込んだり濁ったりしない、クリアーなピアニズム。現代感覚ながら、その中からジワリと滲み出てくるものがある。確かな技術を根底に持っているようだ。楽器名は表記されていないがライプツィヒが世界に誇るピアノ・メーカーのブリュートナーと思われる。ツェヒリンにも似た質実剛健を基本としたピアニズムである。テンポの変化などで個性を出しているが只の大人しいピアニストではないようである。ジャズの分野でもジャズ・ピアニストとして活動し、「Rainer Carell」の名義でジャズ教材も執筆するほどレパートリーを持つ。アンネローゼ・シュミット( 1936 - 2022)のライプツィヒ音楽大学での先輩に当たる(7年離れる)。二人は直接の師弟関係は確認されていないが、二人ともレーベルの出現で道が途絶えるライプツィヒ学派の終盤期の生き残りであった。
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