商品コード:1421-036n[ETERNA] H.レーグナー/ シューベルト:交響曲ホ長調D.729(ワインガルトナー版)
商品コード: 1421-036n
商品詳細:シューベルトの交響曲ホ長調D729はシューベルトが作曲した未完成の交響曲群の中の一曲で通し番号は付かない。作曲は1821年で8番D759の「未完成交響曲」の前年にあたる。「未完成・交響曲」として有名なD759とは異なる曲で第4楽章の途中まで楽譜が存在し、小節数まで確定した未完のフルスコアという、シューベルトの未完成作品では珍しい形で放棄された曲である。旧全集の編纂者は、ピアノ・スケッチは既に書き終わり、あとはフルスコアに取り掛かるまでになっていたと判断し、完成扱いで「交響曲第7番」の番号を与えられた時代もある。新シューベルト全集(英語版)の編纂者は「ほとんど何も書いていないフルスコアを『完成』と判断するのは早計」と判断した為、通し番号は与えられていない。上述のような事情から、「スコアの空白を埋める」という形で後世に補筆完成版が作られた。オーケストレーションが施されたものでは、フェリックス・ワインガルトナーによるものとブライアン・ニューボールドによるものの2種類が存在する。レーグナーはワインガルトナー版を使用。ワインガルトナー版はシューベルトのスコアの音符を大胆に変更しているのに対して、ニューボールドはスコア通りに復元したと主張している。例えば「第4楽章の結末が唐突」として書き変えたワインガルトナーに対し、ニューボールドは無変更で処理している。ワインガルトナー版の第4楽章が「Allegro vivace」であるのに対し、ニューボールド版の第4楽章は「Allegro giusto」となっている。ニューボールド版録音は1984年のネヴィル・マリナー/ アカデミー室内o.がある。ワインガルトナー版での最初の録音は1952年フランツ・リチャウアー/ ウィーン国立歌劇場o.と思われる。録音は少なく、H.レーグナー指揮ベルリン放送so.は史上2人目と思われる。2020年にオーストリアの作曲家リヒャルト・デュンサーの手による補筆完成版も発表された。その第4楽章は「Allegro Giusto」。一つあれば良いであろう曲なので、ETERNAのH.レーグナー指揮ベルリン放送so.に留めを刺す。シューベルトらしい重厚さが目立つ作品で、完成していたら8番「未完成」、9番「グレイト」等と同様に頻繁に演奏されていたに違いない。ETERNAはサヴァリッシュ/ドレスデンsk.にシューベルト:交響曲全集を依頼したが、シューベルト・エディションの時代となって「交響曲 ホ長調」だけはH.レーグナー指揮ベルリン放送so.に任せた。シューベルト・エディションではサヴァリッシュ/ドレスデンsk.の旧録音がエディション採用された。「交響曲 ホ長調」のみ指揮者が異なるエディションとなり、より単独録音の印象が強い。シューベルトの「未完成交響曲」は実は1曲ではなく交響曲6番と8番D759の「未完成交響曲」の間の1818年~1821年の4年間に3曲もの未完成作品が存在する。ホ長調D.729はその最後のほぼ完成と判断された作品である。また9番「ザ・グレート」と同年に作曲された、一時、ニ長調10番とされたD.936Aという未完成作品も存在する。
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