商品コード:1414-062[VSM] セトラック・ヤブルヤン(pf) / ブゾーニ編曲集/バッハ:シャコンヌ, モーツァルト:アンダンティーノ, ベートーヴェン:エコセーズ, リスト:ラ・カンパネラ 他
商品コード: 1414-062
商品詳細:ピアニスト、セトラック・ヤブルヤン(1930-2006)はトルコ・イスタンブールで生まれのアルメニア人。最初本名で1958年に仏マイナー・レーベルPICTUREに録音した「展覧会の絵」で鮮烈なデビューを果たし、1967年フランスに帰化、名前もSETRAKに改名した。デビューLPの「展覧会の絵」は知る人ぞ知る「展覧会の絵」の傑作録音。その後17年間録音が無く、1970年代中期になって再び活動を開始したピアニスト。再始動時に改名し、セトラックだけで表記するようになった。アルメニア系であることを意識させないイメージ戦略だろう。1975年にLa Voix De Son Maître、1980年頃からSOLSTICE、Le Chant du Mondeなどに録音を再開した。セトラックはパリでコルトー、ロンに師事した正統派で、リストの伝統を受け継ぐ技巧派のピアニストだ。彼はクリスタルな硬質で透明度の高い音出す。ここでもデビュー当時の技巧は健在で、バッハ:シャコンヌ他ブゾーニが編曲した作品ばかりを集めた希少な1枚。これは1975年リリースの復帰第1号録音と思われる。当時の「展覧会の絵」を思い出させるロシアンスクールを彷彿とさせる切れのよいタッチが聴ける。どこかローカル色を残すあたりが彼の魅力でもある。長い沈黙の期間に相当に訓練を積んだのだろう。迷いなく降りかざす打鍵は爽快の一言に尽きる。セトラックが単に優れた技巧派ではないことは既に「展覧会の絵」で証明されており、この録音では更なる腕前の進歩と曲の多彩な表現力を身に付け、幅の広いピアニストとなって現れた。それが真実だろう。硬質なタッチを意図的に使い、曖昧さの全くない切れ味鋭い演奏。「展覧会の絵」で感じた、音を包丁でみじん切リにしたような個性はここで進化した形を見せる。辛口スタイルに徹している。針を落とせば、ぐいぐいと引き込まれるセトラックの魔術にはまることになる。悪魔的な魅力で聴く者を翻弄する不思議なピアニスト。1980年代に入っても録音は続き多くの意欲作を世に出した。エコー分はほぼ感じないリアルな音である。まるでリストを聴いているような印象。全ての曲にブゾーニの編曲が施されたコンサート・ピースである。今回初入荷の希少タイトル!
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