商品コード:1414-031[HMV] A.ボールト/ ブラームス:セレナーデ1番Op.11, セレナーデ2番Op.16, ハイドン変奏曲Op.56a
商品コード: 1414-031
商品詳細:サー・エイドリアン・ボールト( 1889 - 1983)といえばホルスト作曲:組曲「惑星」のスペシャリストとして名高いが、決してそれだけの指揮者ではない。ヴォーン・ウィリアムズなどの英国作品に強いことは確かだが、メジャー作品も多く録音していて、どれも高い評価を得ている。ボールトはライプツィヒ音楽院に留学し、大指揮者ニキシュに師事しただけのことがある世界を知る指揮者である。特に1950年代のDECCA録音はどれをとっても正統派の名演を残している。パワーも十分にあり、表現力は申し分無い一級の指揮者である。ボールトの特徴は、効果を狙う所がなく、一見地味で平凡な印象を与えかねないが几帳面さがあり、ハッタリを効かせた効果を狙わずとも真摯な演奏が伝わってくる良さがある。ところが1960年代に入るとスター性のあるイギリス人指揮者の陰に隠れた存在となった。しかしビーチャムらの没後、1970年頃になってようやくその真価が見出されたとき、ボールトは80歳近い高齢であった。一度表舞台から消えかかったが1970年代にカムバックした指揮者である。中でも1970~72年になって初めて交響曲全集録音したブラームは極めて評価が高い(3番は1955年頃の旧録音あり)。交響曲4曲録音の後に勢い余ってか管弦楽曲もかなり録音している。2曲のセレナーデは1977-8年と後ろの方の録音となり、録音時は既に89歳という高齢であった。しかしその矍鑠たるそのバイタリティには驚かされる。意外に早めのてきぱきしたテンポでぐんぐんと進行するオケをしっかりコントロールしている。若い頃は地味すぎて大物ながら日陰の存在であったボールトだが、これらのブラームスは再評価のきっかけとなった録音である。重厚さより爽快感を漂わせる若々しい秀演である。全く屈託なく表現されたチャーミングといってよい躍動感に溢れた演奏。90歳に届く老人の指揮とは信じ難い。晩年に輝いた指揮者の代表格として歴史に残る指揮者である。交響曲全集に比べかなり希少!
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