商品コード:1415-039p[DGG] K.アンチェル/ ショスタコーヴィチ:交響曲10番Op.93
商品コード: 1415-039p
商品詳細:ショスタコーヴィチの交響曲第10番Op.93は1953年に作曲された交響曲。15曲あるショスタコーヴィチの交響曲のうち、傑作とされる作品の一つである。スターリン体制が終焉し解放された自分自身を表現しているのではないかとも言われている。その一因には、交響曲第9番を聴いたスターリンが、ベートーヴェンの交響曲第9番のような作品を期待していたが、その期待とは全く異なる軽妙洒脱な作品であった為激怒したことが関係している。1953年のスターリンの死の直後、いわゆる雪どけの時代の直前にこの曲を発表して問題となった。初演は1953年12月17日、エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルハーモニー交響楽団により行われた。最初の録音は初年のメンバーによる1954年のMELODIYA盤が知られる。1954年10月18日今度はミトロプーロス/ニューヨーク・フィルが米国初録音を行った。その1年後の1955年10月にチェコの指揮者カレル・アンチェルがチェコpo.を振ったミュンヘン録音が西側欧州での最初の録音だと思われる。したがって西側初録音はミトロプーロスである。作品発表から旧ソ連、米国、ドイツと2年間で3つの異なる録音がされた曲は珍しい。このアンチェル盤はドイツ・グラモフォンによる最初の録音であり西ヨーロッパにおける最初期の商業録音となる。カレル・アンチェル( 1908- 1973)はチェコの指揮者であり1950-1968年までチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者であった。初期には西側へも頻繁にチェコpo.を帯同して演奏旅行をしていて、西側レーベルにも少なからず録音はある。しかし何故アンチェルがこの出来立ての曲をわざわざドイツに出向いて録音することとなったのだろう。それはチェコ・フィルが当時東欧最高水準のオーケストラだったことと、アンチェルは1950年から首席指揮者を務め、20世紀作品の解釈で高い評価を受けていた点にある。当時のドイツにはアンチェルを超える適任者がいなかったのだろう。ドイツ・グラモフォンにとって、ソ連のムラヴィンスキーを自由に起用できない以上、ソ連に近く東欧圏で最も信頼できる選択肢の一つがアンチェルだったという訳である。さらにチェコスロヴァキアはソ連圏と西側の橋渡し役だったという地政学的役割も大きい。政治的観点からもいきなりドイツ人指揮者より緩衝的指揮者が適任ということである。こうしてK.アンチェル指揮チェコpo.がミュンヘンで録音した新録音が当LPである。
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