商品コード:1415-028n[MELODIYA] L.オボーリン(pf)/ ハチャトゥリアン:Pf協奏曲Op.38
商品コード: 1415-028n
商品詳細:ハチャトゥリアンの唯一のピアノ協奏曲変ニ長調作品38は1936年に作曲されたピアノと管弦楽のための協奏曲で3楽章形式ある。この作品によりハチャトゥリアンはソビエト連邦以外の諸外国で認められるようになった。演奏時間は約35分。初演はハチャトゥリアンの希望で、レフ・オボーリンにより行われることとなり、初演までの間にオボーリンの助言を得てピアノ・パートの推敲が行われた。1937年夏の初演は一応は成功したものの、ハチャトゥリアンにとって満足のいくものではなかったらしい。しかし初演と同じ年の秋に、ガウク、ムラヴィンスキーが伴奏者となった演奏会はハチャトゥリアンも認める真の成功を収め、カバレフスキー、ショスタコーヴィチといった同僚作曲家からも評価された。出版に際して、功労者であるオボーリンに献呈されている。初演はハチャトゥリアンの指揮ではなくレフ・シテインベルクの指揮により、モスクワのソコーリニキ公園野外劇場においてオボーリンの独奏で行われた。アルメニアの民族音楽の豊かな色彩と、ヴィルトゥオーゾ(超絶技巧)的な華やかさが融合したハチャトゥリアンらしいエネルギッシュで熱狂的な楽曲である。このピアノ協奏曲の最も特異な点は、なんといっても第2楽章で主旋律をフレクサトーンのソロが奏でることである。フレクサトーンとは、両面にスチール製のワイヤーで支持されたボールが取り付けられた薄い金属板が握り手に結合されており、その握り手を左右に振ることでボールが交互に金属板に当たり、独特な音を出す打楽器である。この珍しいアルメニアの民族楽器がソロ楽器として旋律の演奏に使用されるのは稀である。この特徴こそがグルジア生まれであるハチャトゥリアンらしさの秘密だろう。Vn協奏曲程の知名度はないが、ピアノ協奏曲変ニ長調もまた充分にハチャトゥリアンを代表する曲であり、他の誰でもないハチャトゥリアンにしか書けない作品なのである。この曲の初録音は1945年のモーラ・リンパニー(ピアノ)A.フィストラーリ指揮ロンドンso.である。翌1946年にはW.カペル(ピアノ)S.クーセヴィツキー指揮ボストンso.も録音している。MELODIYAより先に2つの西側録音があった点は驚きだが、1956年頃のO.オボーリン(pf)A.ハチャトゥリアン指揮ソビエト放送o.が初演に最も近い録音といえるだろう。献呈者であり初演者であるレフ・オボーリンの信頼感は高い。またハチャトゥリアン自身が指揮者を務めたことでこの録音の価値が大きく上がった点は否めない。
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