商品コード:1415-018[VSM] M.デュボスト(fl)/ モーツァルト:Fl協奏曲1番K.313, Fl協奏曲2番K.314
商品コード: 1415-018
商品詳細:ルドルフ・バルシャイがモスクワ室内o.を率いてフランスへ演奏旅行にやって来てのフランスでの録音と思われる。ランパルとはまったく異なる性格ながら、デュボストの陽性のニュアンスのあるFlの音色が魅力的。Fl界を席巻したランパルに少しでも異論のある方には、きっと満足いただけると思う。名演の多い曲だけに、きっとお気に入りの一枚があると思うが、それでもこの録音は上位に食い込むと信じる。モスクワ室内o.が意外なほどきびきびとした快活な演奏で目を見張る。フルートのデュボストは勿論フランスの奏者だけにフランスのソロとロシアのオケという共演なのだが、これがなかなかマッチして協奏曲としての完成度が高い。一国だけの共演より面白さを感じるから不思議である。リハーサルの時間がタップリあったとは思えないが、完全に熟成した演奏に仕上がっているのはプロの威信ということなのだろう。フルートのミシェル・デュボスト(1934-)はパリ生まれ。当社では最もフランス人の発音に近いデュボストで統一している。1960年ミュンヘン国際音楽コンクール第2位(1位パウル・マイゼン、2位(同位)加藤恕彦)、1964年に1位なしの第2位。1961年ジュネーヴ国際音楽コンクール第1位。1962年ローマ国際コンクール第1位。他にモスクワ、プラハのコンクールでも第1位を得ている。1961年にパリ音楽院管弦楽団の第2奏者として入団し、翌年首席奏者となる。同楽団を解散して1967年に設立されたパリ管弦楽団でも首席奏者となった。またパリ音楽院でも10年間教授を務めた。1964年に初来日。以来、演奏活動や神戸国際フルート・コンクールなどの審査員として何度も日本を訪れている。フランスの代表とされるランパルとは大きな違いを見せる。その要因の一つにデュボストが使う楽器が日本製のムラマツフルートであることが挙げられる。1960年代(1964年と思われる)デュボストが、パリ音楽院管弦楽団とともに来日した際、銀座の楽器店で偶然にムラマツフルートと出会い、試奏して、その楽器に魅入られてしまったという。翌日、ムラマツのスタッフに会い、そして2年後にソリストとして来日した折、国際的ムラマツ吹きの一員になっていたというのである。それ以来ずっとムラマツを吹いている。彼はインビューの中で「私は恐らくムラマツフルートを吹いた最初のフランスのプロの笛吹きでしょう。」--と語っている。僅かに湿り気のあるくすんだ音は実はムラマツフルートの音なのである。リブレットに楽器の記載はないが9割の確率でムラマツフルートだと思われる。デュボストは自身を「神経質な人」と評しており、神経質な人への思いやりがあるのが「ムラマツフルート」だと述べている。ムラマツフルートは大正12年(1923)、村松孝一がハンドメイドで始めた日本初の国際メーカーである。フランス、ドイツの銘器のリバースエンジニアから始まり、改良を重ね、今ではマルセル・モイーズ、ジュリアス・ベーカー、ジャン=ピエール・ランパル、オーレル・ニコレなどの大物が所有するまでになった。中でもジュリアス・ベーカーの協力が大きかったという。何故バルシャイとの共演が実現したのか不明だが多くのモーツァルト:Fl協奏曲集の中でも注目の1枚。ステレオ・オーディオファイルLP!
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