商品コード:1416-054[ETERNA] W.ケンプ(pf) / ブラームス:Pf協奏曲1番Op.15
商品コード: 1416-054
商品詳細:F.コンヴィチュニー指揮とケンプによるブラームスPf協奏曲1番。これが二人が共演した唯一の録音と思われる。1957年5月ケンプは、この録音のためにわざわざドレスデンに赴きコンヴィチュニーとの初共演に臨んだ。この共演以前にケンプは1950年頃から旧東ドイツ側でソロで、1.ラプソディ集 Op.79、2. 間奏曲集 Op.117、3. ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24、4. ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5、5. スケルツォ 変ホ短調 Op.4などのブラームス・独奏曲を録音したがLP化はされなかったようである。ブラームスPf協奏曲1番は、長いオーケストラによる序奏のあと登場するピアノが決っして華やかな入りではなく、むしろその影からそっと囁くように現れる。ケンプの演奏も全体的に非常に控えめで繊細なフレージングが特徴的。しかしそれだけにここぞというときの存在感はさすがである。コンヴィチュニーの描き出すオケの流れも、非常に大きなパースペクティヴの中で作り出されていて素晴らしい。ステレオは存在しない。濃緑白葉/黒内溝レーベルが初出だが状態の良い盤はなかなか無いのが現実。この作品は、長いオーケストラによる序奏のあと登場するピアノが決っして華やかな入りではなく、むしろその影からそっと囁くように現れる。ケンプの演奏も全体的に非常に控えめで繊細なフレージングが特徴的。しかしそれだけにここぞというときの存在感はさすがである。コンヴィチュニーの描き出すオケの流れも、非常に大きなパースペクティヴの中で作り出されていて素晴らしい。ケンプはDECCAにもDGGにもブラームスのピアノ協奏曲第1番を録音しておらず、これが唯一の録音となった。何とも意外ではある。この録音は西側では当然DGGからも発売された。しかし録音はETERNA側が行っていて、厳密にはETERNAがオリジナルとなる。何よりドレスデンsk.の音がブラームスにはこれ以上ないほどマッチしている。巨匠同志の共演だけあり、F.コンヴィチュニーはいつもの重厚で渋い世界を展開するが、ケンプはコンヴィチュニー程自分を出さずにやや抑え気味のソロに感じる。音を一音ずつ踏みしめていく感じで落ちついた展開となり、弱音部では巨匠らしい味わいの深さを見せる。コンヴィチュニーもケンプに合わせ始め、落ち着いた調和を見せる。ケンプの静的なエネルギーに引き寄せられる形で次第に両者のバランスが同じ方向に揃ってゆく。このブラームスは派手に始まるものの、柔らかな雰囲気の中で静かに終息してゆく不思議な演奏である。地味ではあるが情感の豊かな名演となっている。派手さを求める方には向かない演奏といえる。
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