商品コード:1416-015[COLUMBIA] C.ハスキル, G.アンダ(pf) / バッハ:2Pf協奏曲2番BWV.1061, モーツァルト:2Pf協奏曲K.365
商品コード: 1416-015
商品詳細:ハスキル唯一の英Columbia録音。当時、相方ピアニストのゲザ・アンダがColumbia籍だったのが理由だろう。名曲揃いのモーツァルトのピアノ協奏曲の中で、2台/3台Pf協奏曲は、ソリストの制約のためか名演に恵まれない作品と言える。しかし当盤は別格。作品自体は他のピアノ協奏曲と同様、まさにモーツァルト色いっぱい。そのため、この曲は元気良く華やかに演奏する録音が殆どだが、さすがに巨匠2人の演奏は渋い。明るさだけでなく、その裏側に潜む一瞬の淋しさまでもが表現されており、まさに巨匠でなければ到達できない境地だ。フランス盤のジャケットは33CX 1403と同一デザインだが、何故か存在感が大きい。これはハスキルのEMI系の唯一の録音となった。ここではガリエラのオケが非情に優れている点もポイントになる。この録音にはハスキルのPHILIPS録音で時折り感じる、音色の「くすみ」があまり感じられない。彼女の繊細すぎる音色を完全に捉えきれないのはEMIチームでも同じだと思うが、この録音にはネガティブな空気がない。全てが幸福に包まれたような時間がオケとともに混然一体となって溢れ出す。標準を大きく上回るとは言い難いが、EMIの技師が持つ思いきりの良さが音質フィルターとして上手く作用したのかも知れない。弾き手の選定が難しく名演の少ない2台Pf協奏曲という作品が俄然、名曲に感じてくる。バッハでは乗りが良い中にハスキル一流のデリカシーが溢れ出す。モーツァルトでは落ち着きと共に詩情が漂う安らぎが醸し出される。この構成も含め、よく出来たデュオ協奏曲集と言えるだろう。
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