商品コード:1419-044[DECCA] C.カーゾン(pf)/E.ホルダ/ ファリャ:スペインの庭の夜, 三角帽子(抜粋6曲)
商品コード: 1419-044
商品詳細:フャリャの2つの名曲をA/B面に配したエンリケ・ホルダ指揮の1951年モノラル録音。A面はカーゾン&ホルダ指揮ニュー・シンフォニーo.による「スペインの庭の夜」と、B面はホルダ指揮ロンドンso.によるバレエ音楽「三角帽子」の第1幕~抜粋6曲。リズムや旋律(グリッサンドを含む)のあちこちに神秘的な響きが聴こえ、どこか遠い異国への旅愁を感じさせる雰囲気がファリャの音楽には漂っている。この雰囲気にインスパイアされ、カーゾンのピアノも異国情緒に富んだ性格を醸し出している。極めて管弦楽的な作品「三角帽子」。ホルダ指揮ロンドンsoは、巧みに情景を描き出しながら生き生きとした演奏を聴かせている。エンリケ・ホルダ(Enrique Jordá:1911~96)はスペインのサン・セバスティアン生まれの指揮者。1940年から1945年にかけて地元マドリード交響楽団で指揮を執り、1954年米国に渡り、サンフランシスコ交響楽団の常任指揮者となった。その後米国に帰化した。米国に本格的なスペイン音楽を持ち込んだ指揮者だが、当時はあまり受け入れられなかった。DECCAのモノラル初期に僅かな録音を残すスペイン音楽のスペシャリスト。なおホルダのバレエ音楽「三角帽子」は1959年11月ロンドンso.とEverestレーベルに全曲録音(35ミリ磁気テープ録音)がある。カーゾン/ホルダは1946年1月にブラームスPf協奏曲1番を米国で録音している。これは1951年ロンドン録音で、ニュー・シンフォニーo.との記述はロンドン新交響楽団のことで、1905年創設のオーケストラで一時ロイヤルアルバートo.とも言われた、殆ど録音専用のフリーランスオケ。ストコフスキーがDECCAのフェイズ4録音で好んで使ったらしい。DECCAもこの時期スペイン音楽はゆかりの指揮者に任せたようで、言葉の通じないスペインから探して来るより既に米国で名声のあったホルダを呼んだ方か簡単だと判断したのだろう。カーゾンとホルダは既に米国で録音があり、あるいはカーゾンの進言だったかもしれない。とにかく英国のオケを振ってこれだけのスペイン風味を出せる指揮者はそういないだろう。「スペインの庭の夜」はこれがDECCA初録音で最高傑作だろう。「三角帽子」は後に作られた組曲版ではなく、バレエ音楽「三角帽子」の主要場面を選んだ抜粋構成である。ホルダの指揮は勢いがあり、聴衆も盛り上がったが勢い余って、指揮棒が客席に飛んでいくことも多かったという。ただしサンフランシスコ交響楽団でヴァイオリン奏者を務めたデイヴィッド・シュナイダーは「ホルダの闘牛士のような指揮姿は、音楽的なアイデアを伝達する手助けとはならなかった」と指摘している。当時の米国ではここまで本格的なスペイン風味は早すぎたようで、楽壇も聴衆にも受け入れる素地がなかったようである。しかしDECCAは彼の本場感を尊重し、スペイン作品の多くをホルダにオファーしている。
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