商品コード:1419-024[DECCA] R.ボニング/ ドリーブ:オペラ・コミック「ラクメ」(全曲)
商品コード: 1419-024
商品詳細:「ラクメ」はレオ・ドリーブ作曲による3幕のオペラ・コミック(台詞を含むフランス語オペラ) 。台本はエドモン・ゴンディネ(英語版)とフィリップ・ジル(フランス語版)によるもので、ピエール・ロティの自伝的小説『ロティの結婚』)に着想を得ている。ドリーブはバレエの『コッペリア』(Coppélia)と『シルヴィア』(Sylvia)でよく知られた作曲家で、「フランス・バレエ音楽の父」と呼ばれる。『ラクメ』は、1883年4月14日にパリのオペラ・コミック劇場で初演された。80年間もコミック座の人気レパートリーに定着した。オペラ・コミック座での上演は1,500回を超えた作品。 澤田肇によれば「本作の成功には二つの大きな要因がある。最も高い声域を歌うコロラトゥーラ・ソプラノの中で、ヒロインのラクメを歌うに相応しい歌手が何人も現れたことである。もう一つは、世紀末に向けて広まるエキゾチズム(異国趣味)を心地良く受け入れられる効果を上げていることである」と述べ、さらに「本作の異国趣味が物語、舞台装置、衣装、音楽の全ての面において非常に効果的であった」と分析している。レズリィ・オーリィは本作を「当時流行の異国趣味を舞台に登場させたオペラで最高に優れた作品の一つである」と評価している。音楽自体が詩的であり、色彩豊かであり、フランス的としか言いようのない独創性に満ちている。その中で、《鐘の歌》を筆頭に努力を感じさせない超絶技巧を発揮すると、圧倒的な賛嘆を呼ぶ箇所がいくつもある。ラクメの役のコロラトゥーラ・ソプラノ歌手が重要になる。ここではジョーン・サザーランドがその役を担う。録音は驚くほど少なく、1952年ジョルジュ・セバスティアン指揮パリ・オペラ=コミック座管弦楽団によるDECCA録音が最初の全曲録音である(LXT 2738-40)。1950年代はこれだけで、1960年代に入りR.ボニング指揮モンテカルロ歌劇場o.の当録音が出た。そのあとは1970年アラン・ロンバール指揮パリ・オペラ=コミック座管弦楽団(EMI系)と続く。ステレオの最初はボニング盤であり、唯一の1960年代録音となる。「ラクメ」に録音が少ない理由も「テンダのベアトリーチェ」同様にフランス・オペラ屈指の超高音コロラトゥーラ・ソプラノ役が限定されるからである。しかもフランス語。特に有名な「鐘の歌(Air des clochettes)」は、高音域だけでなく繊細な音色、美しいレガート、細かな装飾音を要求される。その為、この役を歌える歌手が限られ、上演・録音の機会も自然と少なくなる。国際的にはフランス語作品の為、上演頻度が低くなり録音も比例する。第1幕の「花の二重唱(Sous le dôme épais)」は世界的に有名で、映画やCMなどにも度々使われているものの、オペラ全曲への関心が必ずしも高まらなかった。ラクメ役以外のジェラルド(抒情テノール)、ニラカンタ(重厚なバリトン)、マリカ(美しいメゾ・ソプラノ)も高い水準が求められる為、録音企画のハードルが比較的高くなる。ボニングがこれら録音の少ない難しいオペラの録音が可能な理由は妻であるジョーン・サザーランドの存在である。優秀なコロラトゥーラ・ソプラノ歌手とオペラ指揮者の夫婦という最強の布陣で難曲を次々と攻略したボニング夫妻がDECCAに残した貢献は大きなものがある。「ラクメ」は実際に聴いてみると色彩豊で優雅な素晴らしいフランス的作品である!
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