商品コード:1422-050[ENSAYO] M.スカーノ(vc) / メンデルスゾーン:Vcソナタ1番Op. 45, Vcソナタ2番Op.58
商品コード: 1422-050
商品詳細:メンデルスゾーン:Vcソナタ集。マルコ・スカーノ(1940年代末~1950年代頃生まれ)はイタリアのチェロ奏者。サルデーニャ島カリアリ出身である。ローマの聖チェチーリア音楽院で学び、その後ローマ放送管弦楽団首席奏者であるGiuseppe Selmiに師事。さらにシエナのキジアーナ音楽院 でガスパール・カサドの指導を受けている。カサド門下ということでイタリア的な歌わせ方に加え、スペイン~フランス系のチェロ奏法の影響も受けている。スカーノは約12年間ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席チェロ奏者を務めた。これはイタリアのオーケストラ奏者として最高峰クラスのポジションである。ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で教鞭を執り、多くの若いチェリストを育てた。室内楽ではブラームスPf四重奏団、ボッケリーニ五重奏団のメンバーとして活動し、ボッケリーニ五重奏団の録音では「Grand Prix du Disque(シャルル・クロ賞)」を受賞している。1960年代からEnsayoを中心に録音を残している。演奏スタイルでは師カサドの影響を受けたイタリア的な歌心を持ち音色は明るく、柔らかいが過度にヴィブラートを強調しないスタイルで技術を前面に出すより、旋律線を大切にするアントニオ・ヤニグロのような端正さも持ち併せている。室内楽的な品格と自然な美音を重視するチェリストである。メンデルスゾーン:Vcソナタ集という録音は意外と少ないのだが、スカーノの演奏は実に聴きやすい。メンデルスゾーンのチェロ・ソナタは、チェリストである弟ポール・メンデルスゾーンのために書かれた作品で、ピアノが単なる伴奏ではなく、チェロと対等に動く作品である。イアリア人らしい歌が感じられる秀演であり、豊かな音色と太い低音から紡ぎだされるイタリア的な美感を色濃く宿す演奏である。録音は1970年頃であるが音像が近いリアルな音でエコー分は少なく良い録音である。残響より直接音を重視した為、チェロの胴鳴り、弓の圧力、ピアノとの距離感が自然に感じられるタイプの優秀録音!ピアノのピエール・ナルチーゾ・マーシはピアノ独奏家というよりも室内楽ピアニストとして高く評価された人物で、フランコ・ロッシ、ピーナ・カルミレッリ、ウート・ウーギなど多くの弦楽器奏者と共演している。またマーシはブラームスPf四重奏団のメンバーであり信頼関係のある室内楽コンビによる録音である。単純な室内楽録音というよりチェロとピアノ会話する演奏といえる。そのため演奏はドイツ的なメンデルスゾーン作品であるにも関わらず、極めてイタリア的メンデルスゾーンという稀な特徴を備えた録音である!
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