商品コード:1422-049[ENSAYO] パルナンQt./G.エルベール(hp) 他/ ラヴェル:七重奏曲「序奏とアレグロ」, 弦楽四重奏曲
商品コード: 1422-049
商品詳細:このラヴェルの弦楽四重奏曲録音に関してはかなりの時間を費やして、録音時期について考察を重ねた。というのはフランスEMIであるLa Voix De Son Maîtreでは1969年7月3・4・7日にパリ・サル・ワグラムにてラヴェル/ドビュッシーの弦楽四重奏曲集を録音して発売しているからである。最初の疑問がこのパリ録音とENSAYOのラヴェルが同一録音であるか?別録音であるか?の点である。弊社の結論は別録音でENSAYOは1969年春~夏頃スペイン・バルセロナ録音であると思われる(90%の確率)。ENSAYO盤のジャケットには録音に関する情報は一切ない。しかし当LPは1969年に発売されたことが確定しており、さらには当録音のライセンス製造である英国PYE:NEL 2010のレーベルにはan ensayo spain recording Ⓟ1973 Britico の表記があり、これはBRITICO は British Copyright Protection Association の略で、英国で著作権・隣接権の管理や保護に関わる団体・表示である。レコード会社が海外音源を英国で発売する際に、権利処理済みであることを示すために名前が表記される。つまり英国PYEは1973年にENSAYO音源のライセンス製造に関する権利をとり自国製造したという事実である。1970年にはパリ・サル・ワグラムにてラヴェル/ドビュッシーの英国盤がHis Master's Voice:HQS 1231で発売されていて、同時期に同一音源がサードパーティではない異なる大手2社から出ることは無いからである。これらの事実から1969年の春~夏頃パルナンQt.がスペインに招待され、そこでラヴェルの弦楽四重奏曲とスペインの器楽奏者と共演して「序奏とアレグロ」を録音して発売したものと思われる。この情報を知ったPathé Marconiは自国の音楽家であるパルナンQt.がスペインで録音した自国作品であるラヴェルの弦楽四重奏曲が出ることに対し不安又は対抗意識を燃やし、スペインでは録音しなかったドビュッシーの弦楽四重奏曲とカップリングして数カ月遅れでパリで強行録音を行い、1970年頃発売した---という流れが真実ではないだろうか?数カ月の間に同じ曲を2度録音することは通常ありえないからである。なおこのENSAYO録音はフランスでも1976年頃スペイン・プレスをフランス製(Editin AZ)ジャケットに入れて仏ENSAYO盤として発売している。もし同一音源ならばPathé Marconiが許すはずかないのである。ENSAYO盤には表記は全くないが、周辺の事実から両者は別録音であり、スペイン録音が先でパリ録音はすぐ後であるという結論に達した。この数カ月違いの別録音を聴き比べるのは高度な趣味行為の深堀といえる。結論をまとめるとラヴェルの弦楽四重奏曲は1951年仏EKO:LM 2(初回録音)→1954年PACIFIC:LDPF 48(2回目)→1969年春ENSAYO:ENY 25(3回目)→1969年7月パリ・La Voix De Son Maître:2C 181-14128-9(4回目)---これが真実とみて間違いないだろう! ドビュッシーはシンプルで1954年PACIFIC:LDPF 48(初回)→1969年7月パリ・La Voix De Son Maître:2C 181-14128-9(2回目)である。
パルナンQt.の在庫一覧へ














