商品コード:1422-034[COLUMBIA] H.v.カラヤン/ ワーグナー:管弦楽曲集/「トリスタン」前奏曲と愛の死, 「タンホイザー」序曲, 「マイスタージンガー」序曲
商品コード: 1422-034
商品詳細:1957年ベルリンでのモノラル録音。カラヤンは、ワーグナーを得手としており、1950年頃から録音がある。ステレオ効果による音響も大きな武器になるが、それでも、モノラル期に少なからず名演が存在するのは何故だろう。一聴、非常にテンポを落としたタンホイザー。まるで大河の流れのように起伏が無く、平坦な印象もあるが、この安定したファンダメンタリズムこそ、カラヤンなのだろう。やや暗めの色調が、ベルリンを感じさせる。この時間を超越したかのような平明な世界がカラヤンの味!この録音はカラヤンがベルリン・フィルの音楽監督就任直後に手兵を率いて行った、名高いワーグナーの初録音である。1954年11月、ドイツ音楽界に君臨していたヴィルヘルム・フルトヴェングラーが急逝したことでカラヤンは翌1955年にフルトヴェングラーが予定していたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との米国演奏旅行の代役を果たし成功をおさめた。この旅行中にベルリン・フィルの終身首席指揮者兼芸術総監督に就任、1989年まで34年もの長期間この地位にとどまることになる。戦後、フルトヴェングラーの死までカラヤンは同団の指揮台に2~3回しか登場しておらず、急転直下の就任であった。この録音は1957年1月であったが同年10月~11月、カラヤンとベルリン・フィルは初めて日本を訪れ、空前のクラシック・ブームを巻き起こした。この演奏会のアンコールとしてワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』~前奏曲などが熱狂的に演奏された。つまりワーグナーはやはりカラヤンの得意曲だったわけである。1955年に正式にベルリン・フィルの終身首席指揮者兼芸術総監督に就任したにも関わらず初録音が1957年までずれ込んだ理由はまだ英COLUMBIAとの契約が残っていたこともあるが、フルトヴェングラーの影響が色濃く残るベルリン・フィルを簡単には支配できない事実をわかっていたからだろう。カラヤンと英COLUMBIAとの関係が完全に終了したのは1962年頃であり1955-62年の間は何方とも関係があり、両方で録音していたのである。こんな指揮者はレコードの歴史上唯一の事例だろう。
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