商品コード:1422-030[COLUMBIA] H.v.カラヤン/ ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
商品コード: 1422-030
商品詳細:カラヤンは幻想交響曲を都合3回録音している。これは初回のモノ録音。2回目がベルリンpo.とDGG:138 964 SLPM。3回目が同じくベルリンpo.2530 597。DECCAやColumbia等では、この曲を格好のオーディオファイルの材料として、大胆な音響と高音質で大衆受けを狙ったが、そもそも、主人公が死の狭間でさまざまな幻覚を見るという構成である。なかば霧の中で、物語が進む方向が正しく、クリアーで大音響は必要ないと思う。カラヤンの初回録音は作者の的を得た優れた演奏。音質も良い。この時期カラヤンはフルトヴェングラーがまだ存命中であった為、ドイツやウィーンでの活動をかなり制限されていた。まだ若い46歳のころの初回モノラル録音である。比較的遅めのテンポでスケールが大きい。特に序曲は非常に遅くねっとりとした印象。DGGに移ってから特徴的となる「レガート奏法」はまだほとんど顔を見せない。第1楽章後半からややテンポを戻し序曲が噓のように俄然盛り上がる。ダイナミックレンジも大きい。「幻想交響曲」は当時としてはやや前衛的な作品であっははずだがカラヤンの初回録音はまるでベートーヴェンであるかのような古典的な雰囲気を感じる演奏である。カラヤン好きもアンチ・カラヤン派もフィルハーモニアo.との録音はDGG録音とは別に考える必要があるはずである。この時代のカラヤンは非常に上手く、聴かせ所をわきまえている点が秀逸である。本来フランス的な作品であるがカラヤンの場合はそこに~風という概念はないようである。しかしロマン主義的美学を骨の髄まで理解している指揮者にとって~風というのは何方でも良い副次的な要素であったに違いない。「レガート奏法」以前のカラヤンの美学がはっきりと現れた演奏といえる。
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