商品コード:1425-061[L'OISEAU-LYRE] H.ブレス(vn)/ ブゾーニ:Vnソナタ1番Op.29, Vnソナタ2番Op.36a
商品コード: 1425-061
商品詳細:殆ど録音のないブゾーニのVnソナタ2曲、ブゾーニと言えば対位法の大家としてピアノやOrg作品等のイメージが強い。特に2番Op.36aは自信があったようで「これこそ私の作品!」と言っていた程に自らのスタイルが確立した自信作。Vn好きならば当然聴いてみる価値のある作品に違いない。ところが録音と言えばM.ロスタルのWESTMINSTER録音以降唯一のステレオ録音としてあるのがこれ。カナダの奇才H.ブレスのVnならば役に不足はない。1966年頃の英国録音。ブゾーニのヴァイオリン・ソナタは全2曲で1番は1890年、2番は1900年頃の作品。1番はブラームスなどの先人からの影響が感じられる、情熱的で力強い音楽。ブラームスへのオマージュとして作られた。2番はブゾーニ自身が自らの作風確立を宣言した力作で、ピアノ伴奏が独奏曲並みに非常に充実・技巧的であり、第3楽章にはJ.S.バッハのコラール主題を用いた変奏曲が置かれている。また2番はロンドンでフリッツ・クライスラーと共演した作品でクライスラーがこの作品を気に入ったこと、そして聴衆の圧倒的な歓迎を受けたことなどの記録がある。今日、ブゾーニといえば、「編曲家」として有名である。理由はバッハの作品のピアノ用編曲、とりわけコラール前奏曲によって名声を得た作曲家であるからである。フェルッチョ・ブゾーニ( 1866 - 1924)はフィレンツェ近郊で生まれた。イタリアで生まれドイツで活動した作曲家である。サティ、シベリウス、グラナドスらと同時期に生まれた後期ロマン派である。ロマン派作品としてはこれら2曲は進歩的な作品の一つであるといえる。その為か録音は非常に少ない。ロマン派作品としては難解で近代作品でもない、中途半端な曲とみられているのだろう。しかし2番は1956年シゲティ/ホルショフスキも録音していて、辺境作品とは言えない。ハイマン・ブレス( 1931- 1995)は1931年南アフリカ共和国でのカナダ人の両親の下に生まれたカナダのヴァイオリニスト。、幼少時に父親からヴァイオリンの手ほどきを受けた。9歳のときに地元のオーケストラと競演してデビューを果たし、1946年に渡米した。アメリカではカーティス音楽院に在学し、1951年までイヴァン・ガラミアンに師事した。1951年から両親の故郷であるモントリオールに住み、1953年から弦楽四重奏団を結成し、1963年まで室内楽を中心に活動を展開した。1958年から1シーズンのみモントリオール交響楽団のコンサート・マスターを務め、この頃からカナダ在住の作曲家たちのヴァイオリン音楽の初演に熱心に取り組んでいた。アメリカやヨーロッパ各地で活発な演奏活動を展開したが、1980年代に精神病に罹り、演奏活動が激減してしまった。これはモントリオールso.のコンマスを務めた時代の録音と思われる。切れ味の鋭い弦と辛口の表現が甘口の演奏をぶった切るような勢い。ブレスは本人の嗜好なのかレーベルの戦略なのか、メジャー作品の録音が少ない。代わりにマイナー作品に名前が出てくる変わり種ヴァイオリン奏者である。それならマイナー曲は任せろ--ということだろう。2曲入りで興味を持たれた方には絶対的な1枚!
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