商品コード:1425-059[L'OISEAU LYRE] プロ・アルテ・ピアノQt. / フォーレ:Pf四重奏曲1番Op.15, Pf三重奏曲Op.120
商品コード: 1425-059
商品詳細:プロ・アルテ・ピアノ四重奏団はL.クロウソン(pf)K.シリート(vn)C.アロノヴィッツ(va)T.ワイル(vc)と、見ての通り、K.シリート(vn)以外はメロスEns.のメンバーである。派生団体とみてよいだろう。このピアノ四重奏団はL'OISEAU LYREにモーツァルト、ブラームス/シューマンのピアノ四重奏曲も録音している。このフォーレの録音は1965年頃で、この時期になるとフランス以外の団体でもフォーレの室内楽を普通に演奏するようになった。英国の団体だが元々メロスEns.は優れた結束を持ち、音楽的なレベルも高い団体である。フォーレだからと言って全く臆することなく、完成度の高い演奏をしている。B面のPfトリオではヴィオラのセシル・アロノヴィッツが抜ける3人で演奏される。母体のメロスEns.は全12人でフレキシブルな団体である。尚、似た名称にプロ・アルテQt.があるが、それは1912年にベルギーで結成された高名な弦楽四重奏団で別団体なので注意。B面のピアノ・トリオOp.120はフォーレが77歳の時の晩年作品。無駄な音や装飾が削ぎ落とされた、最晩年ならではの純化された美しさと静けさが特徴である。録音が少なく、このLPもPf四重奏曲1番/2番というカップリングがごく普通なのだが、B面にピアノ・トリオOp.120をもって来たところが良い。フォーレは作曲の翌年に79歳で亡くなっている。この作品はフォーレ自身が格別の評価を下していたラヴェルのピアノ三重奏曲(1914年)とともに、当時のフランスのピアノ三重奏曲を代表するものと言える。ヴァイオリン・パートをクラリネットに置き換えた版も存在する(作曲時当初はクラリネットを念頭に置いていた)。むしろ傑作と言われる割りに録音が少ないピアノ・トリオOp.120が聴ける点はメリットである。通常のフォーレのピアノ・トリオと違う点はいくつかある。 演奏時間が短く、ベートーヴェン以降のトリオとしては最も短い。 フォーレ自身も「小さなトリオ」と呼んでいる。ヴァイオリンとチェロが同等に扱われる。 二つの楽器がユニゾンで全く同じ旋律を延々と弾いている部分が多い。ピチカートの部分がヴァイオリン、チェロとも僅かで簡潔である。シンプルな譜面である。「簡潔」であるがゆえに、三つの楽器が一つになったように感じる珍しいピアノ・トリオである。フォーレの中でも軽さを感じる作品である。しかもフォーレらしさをふんだんにまとった作品と言える。34歳の時の初期の傑作であるピアノ四重奏曲第1番とのカップリングでフォーレの初期と晩年の代表的2作品を並べた配置がよく考えられた配置である点に気が付く。
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