商品コード:1425-036b[Valois] B.ヴェルレ(cemb) / ルイ・クープラン:クラウザン曲集/組曲ニ短調, ピエモントの女, パヴァーヌ, 組曲ハ長調, 組曲ヘ長調
商品コード: 1425-036b
商品詳細:ヴェルレといえば、まずフィリップスへの一連の録音が思い浮かぶ。バッハのトッカータを筆頭に、チェンバロの弦の振動や唸りを一切漏らさずに収録した、ある意味究極の録音だ。このValoisへの録音は、それ以前の1971年。マイクロフォンと楽器の距離はフィリップスほど近くはないはず。低域のゴンゴン、ゴツゴツした力感こそないが、非常にバランスが取れている。さすがはValoisと言うべきだろう。演奏も華美にならず、しっとりしていてルイ・クープランに相応しい。こちらは有名なフランソワ・クープラン(1668- 1733)の叔父に当たるルイ・クープラン( 1626 - 1661)。フランソワ・クープランは大量のクラヴサン曲集を残したが、ルイ・クープランの曲数は数曲程度と思われる。また内容はシンプルでフランソワ・クープランの様々な表題を持つ組曲に対し、全体のほぼ3分の2は舞曲であるアルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグで占められるが、その他にパッサカリアとシャコンヌが重要である。また資料が少なく全貌は不明だが数は多くない。この録音は女性チェンバロ奏者ブランディーヌ・ヴェルレ( 1942 - 2018)が1971年12月パリで比較的初期に行った録音でValois とTelefunkenの両方からリリースされている。若手とばかり思っていたヴェルレは2018年に76歳で亡くなっていた。フランス人でパリ音楽院において文学と美学をマルセル・ボーヴィスに、音楽史をノルベール・デュフルクに、クラヴサンをマルセル・ド・ラクールに師事。1963年にミュンヘン国際音楽コンクールにおいてクラヴサン演奏で優勝するとともに特別賞を授与された。1987年から1990年までボルドー国立音楽院にて教授を歴任した。日本では2000年を過ぎた頃から突然注目を集め、瞬く間に人気チェンバロ奏者となった。バッハ他多くのフランス作品の録音が多い。録音はVALOIS、PHILIPS、Astréeの3レーベルに集中している。中でもVALOISが最初期でこれらはドイツTELEFUNKENヘ供給された。今聴いても音楽性の高い演奏には聴き惚れてしまう。学研肌の多いチェンバロ奏者にあって適度にルバートやテンポを操り、いつでも豊かなプレゼンスを表現していたヴェルレの音が懐かしい。
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