商品コード:1425-029[Valois] I.ジャルスキー(s) / シェーンベルク:歌曲集/架空庭園の書Op.15, 8つの歌曲Op.6
商品コード: 1425-029
商品詳細:アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)はオーストリアの近代作曲家。実はラフマニノフは前年に生まれている。近代作曲家の中ではメジャーであり、十二音音楽の確立者として知られる。「浄夜」、「グレの歌」、「月に憑かれたピエロ」等は近年普通に演奏されるようになった。シェーンベルクは48曲の歌曲集を作曲していて総計は100曲ほどになる。このLPはそれらの歌曲集の中から、連作歌曲集「架空庭園の書」Op.15(全15曲)と8つの歌曲Op.6(全8曲)をソプラノ歌手であるジャルスキーが独唱した歌曲LPである。連作歌曲集「架空庭園の書」はシュテファン・ゲオルゲの「架空庭園の書」より15の詩で、1909年の35歳の時の作品。 詩はシュテファン・ゲオルゲ(1868~1933)の3部からなる同名の詩(1893~94)から取られている。ゲオルゲの詩は古代バビロンにあったと言われる「空中庭園」をインスピレーションの源泉として編まれていく官能的な愛の詩で大量にあるらしいがシェーンベルクはその第2部から15篇を選んで作曲している。調性を離れた「無調」への扉を開いた歴史的な代表作として知られている。グレン・グールドもヘレン・ヴァンニ(s)と全曲を演奏している。幻想と官能が入り乱れる不思議な世界観。B面の8つの歌曲Op.6は1905年にかけて作曲された、声楽とピアノのための初期の歌曲集。後期ロマン派の影響を強く受けた豊かなハーモニーと深い感情表現が特徴的で虚無的な気分が支配する近代曲らしい歌曲集。ソプラノのイレーヌ・ジャルスキー(1939– )はフランス・トゥールーズ生まれ。パリ国立高等音楽院(CNSM de Paris)で学び、1964年と1965年に声楽部門で第1位を獲得、1967年にはエリック・サティ賞を受賞している。現代フランス音楽と声の可能性の探究、フランス歌曲だけでなく、**新ウィーン楽派(第二次ウィーン楽派)**の作品にも取り組み、さらに電子音楽、コンピューター音楽へと活動範囲を広げた野心家である。これは1974年頃の録音で「架空庭園の書」はかなり早い時期での録音である。当社の入荷記録ではこれより古い録音はない。この曲の初録音は1956年でDGG:16 129が最初であるが、その後、録音は非常に少ない。何よりジャルスキーの透明度の高いハスキーな歌声がこのLPの魅力であり、多くの方にとって殆ど未知の領域に近いシェーンベルクの歌曲という新たな世界を体験する絶好の機会になるLPである。「架空庭園の書」は完成度の点でも傑作と呼べる歌曲集であり、新たな世界への切符となる1枚である!
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