商品コード:1427-058[VSM] G.クレーメル(vn)/ ブラームス:Vn協奏曲Op.77
商品コード: 1427-058
商品詳細:1976年3月ベルリン・フィルハーモニーの録音ホールでのセッション録音。クレーメルの自伝などによると、3月7日に予定されていたコンサート本番の前日である3月6日にリハーサル演奏が行われ、翌日の3月7日に本番録音が行われた。どの情報にも1976年録音としか記載されていない。クレーメルは一般的なヨアヒム版ではなくクライスラー版のカデンツァを使用した。クレーメルとカラヤンの間にはカデンツァをめぐる対立があったらしい。クレーメルはフリッツ・クライスラー版のカデンツァを弾くことを主張したがカラヤンの立場ではヨアヒム版を想定しており、クライスラー版の採用に難色を示した、あるいは困惑したとされている。クレーメルは自身の芸術的なこだわりから、クライスラー版を絶対に譲らなかったそうである。この意見の不一致により、録音セッションの雰囲気は非常に緊迫したものになった。カラヤンはクレーメルの解釈(テンポや表現)にも注文をつけ、リハーサルは何度も中断。二人の間には一触即発の空気が流れたと言われている。翌日のコンサートを控えた3月6日の最終リハーサル(ゲネプロ)で、「もう修正なしの一発録りでいこう」という形で奇跡的な集中力をもって全曲が演奏された。結果として、その時の極限の緊張感が生み出した凄まじい名演が、ほぼそのままレコードとして刻まれることになった。これはカラヤンの多くの乱造録音の一つではない。互いの譲らない主張がぶつかり合い、決して和やかな演奏ではない。カラヤンとベルリン・フィルのレガートの「音の壁」に対して、クレーメルが鋭く、時には挑戦的なまでに切り込んでいくスリリングな演奏となった。対立はあったものの、出来上がった音楽の完成度は極めて高く、クレーメルの世界的な名声を決定づける一枚となった。巨匠カラヤンに一歩も引かなかったクレーメルの若き日のエネルギーが凝縮された、クラシック録音史に残るドラマとなった録音! 確かにオケはこの上なくゴージャスでありソロはオイストラフとは真逆の鋭い刃のような切れ味を見せる。ベテランの余裕ではなく、挑戦者が見せる火花散る演奏となったところが聴きものである!
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